就活体験記2019

2019卒の就活体験記です。

インターン①事業体験インターン

こんにちは🌞

今回はインターンについて書きます。

 

インターンの種類

私が経験したインターンは2種類あります。業務体験インターンと、就活対策インターンです。「インターン」という言葉自体の意味は「学生に就業体験の機会を提供する」ものらしいです(コトバンクより)。なので、本来の意味でいえば後者はインターンというよりは講座のような気もしますが、企業側も「インターン」という名前を使っていたのでここではそう表記します。この記事では「業務体験インターン」のみを記録します。どういう書き方にしようかと迷っていますが、私が実際に体験したことを紹介します。

 

業務体験インターン

文字通り、その企業の業務をグループワークや職場見学を通して実際に体験するインターンです。私が行ったものでは、三菱電機りそな銀行、日販の3つですね。三菱電機以外は2,3回くらいインターンを重ねました。2回目以降はご招待的な感じだった気がします。

三菱電機

〈概要など〉

インターン。全6日間で、名古屋のホテルに4泊、最終日に東京で全員集合のまとめをしました。60人くらい。交通費は全額支給(りそなのインターンで知り合った人が電通インターンに参加したら交通費の支給がなくてキツかったと言っていたので、宿泊の場合は基本支給されると思いますがちゃんと確認しましょう。三菱電機は家までの私鉄の交通費も全部くれました(ありがとう)。りそなと日販は会社までの交通費の支給がなかったので悲しかったです)。ご飯代も1080円までだけど支給。名古屋名物きしめん矢場とん味噌煮込みうどんを食べつくしました。もちろん全部1人でなので、私は平気でしたがキツい人にはきついかも。3つのインターンの中で1番豪華でした。

〈内容とか〉

主に見学でした。社会システム事業部というところにお邪魔して、警察とか電気設備などの社会インフラ系製品が実際に使われているところに見に行きました。「私の就活の流れ【完】」でも書いた通り、警察署や名古屋ドームなどに行きました。施設見学は私を含めて基本3人で行い、3年目くらいの女性の方がずっとついてくださっているプラス各施設の営業担当の方が入れ替わりで来てくださる形式でした。途中昼食をはさむときに「せっかくだからあんかけパスタ食べよう」とか言ってくださってみなさん優しい方ばかりだったのが印象的です。マジで優しかった。たぶん娘だと思われてたし。

〈学び〉

製品についての理解も進みましたが、私がこのインターンで1番学んだことは、「自分は無形商材を扱う仕事にしよう」でした(ごめんなさい)。「自己分析」の軸の話で書いたけど、製品ばかりよくなっていって自分は成長できるかな?って考えたときに、モノを扱う仕事だとやっぱりモノをよくするためのヒト、という印象を受けたので無形商材で「自分」で勝負したいなって思ったからです。メーカーへの志望意欲は深められなかったけど、いずれ自分の軸となるこういう思いもこのインターンに来なければわからなかったことだと思うので、まあヨシです。

〈応募の動機とその結果得たもの〉

そもそも三菱電機インターンに応募した理由が、リクナビで「ただ『時間があるって暇だな…』という理由だけでもいいので、ぜひ応募してください★」みたいなことが書いてあって、『本当だな~~日本大手企業~~~~』と思ったので応募しました(ガチ)。で、『ほら見ろ落ちたやんか~~!!!』っていうオチをつけたかったけど頑張ったら受かっちゃったっていう感じです。意外とやってみるもんやと思いました。でも名古屋に行く頃には、「電機メーカーは本当に全く興味がないけど、本当に興味がないか確かめに行こう」という気持ちで行きました。面白いとは思ったけど、縁はなかったみたいです。名古屋での最終日に若手社員3人の方が打ち上げをしてくださって、異国情緒あふれるHUB系居酒屋でイセエビをつかみ取りしたり、給料事情を数字まで教えてくれたり、ホンマいい人ばかりでした。ありがとうな~。最終日、東京で全員集まって、社内で打ち上げたあとも学生だけで飲み会しました。その中の1人とは今でも付き合いあるし就活中もやり取りしてました。出会い大事。

色々書いてしまいましたが、

①自分の興味のない分野のインターンに「本当に興味ないか?面白くないか?」を確かめに行くと、「じゃあ自分はどういうところに面白さを感じるか?」が見えてくる

②縁を大切にするとやっぱりいいことがある。誠実に対応すれば、応えてくれる

③ノリとか勢いでやってみることもたまには良い。意外とできちゃうかもしれない

ですね。①は、もう3月解禁まで時間がないので夏・秋インターン限定かな。今だったら1dayなら行ってみてもいいですね。合説の使い方もこれと共通することがあるので、説明会について書くときにも書きます。

②、③は、人に言われるよりも自分で実感することが大事です。日常生活すべてそうですが、私がこのインターンで「事業内容以外のこと」をめちゃくちゃたくさん持って帰ってこれたのはこれらを意識していたからだと思います。

りそな銀行

〈概要など〉

懇親会や座談会を除いた「インターン」とつくものは2回です。1回目は3日間(秋)、2回目は2日間(冬)です。どちらもグループワーク形式。学生はめちゃいた100人くらい。交通費支給なし。遠くて電車混んでてイラついた。スーツ大嫌い芸人なので、同じ服の人が100人木場に集まってめまいがした(笑)昼食挟む場合は近くのコンビニで買うか、社食に案内してもらえました。1回目のインターンの時に、2日目に朝家でなぜか嘔吐して(拒否反応かよウケるって思った)休んだけどそれによる不利益は全くなかったです。だから体調悪かったら休むのが大事。電話で誠意をもってごめんなさいを伝えるのが大事。翌朝に担当社員さん会ったら改めてごめんなって言って、今日は頑張るでっていうコミュニケーションが大事。そのおかげで?覚えてもらって本選考の時でも声かけてもらえたりしました👌

〈内容とか〉〈学び〉

1回目は普段の事業を理解するグループワークでした。架空の会社があって、建物を複数持っていて、それを売ったり新しい施設を買ったりして会社を大きくしていこうみたいなワークと、りそなの大事にしていることを知ることができるゲームみたいなのもやりました。会社の経営に直接関わるんやもうコンサルの域やで~って思いながら社長の相談にのって、班のみんなとああだこうだ言いながら考えるのが楽しかったです。同時に銀行の商品(融資以外にも、お客さんとお客さん同士を繋いで新規事業につなげたりするらしいです、あとは海外出陣へのお手伝いとかもできるとか)についての理解も進みました。お金貸すだけだと思ってたけど、意外と色々できるんやな~って思ったことを覚えています。

2回目も架空の会社のコンサルだったと思います。確かお菓子屋さんで、アイスの味とかも一緒に考えた気がする…。本当にここまで企業に入り込むんだったらスゴイ!と思いました。1番びっくりしたことは、「お客さんがまだ気づいていないリスクにまでいち早く気づいて、それをフォローすることが大事」と言われたことです。気づいてないリスクにもヒアリングの時に気づいてサポートするってお客さんにとっては有難すぎることだなと思って、銀行すごい…と思いました。特に遺産相続系はお金を持ちすぎるとその分税金がかかって大変、みたいなことがあって、その損失を少なくするための金融商品があって…みたいな感じでした。みたいなばかりでごめんなさい…。

〈応募動機とその結果得たもの〉

応募動機はブランド就活以外にないですね。なんとなく、金融いっとく?みたいな感じで応募しました。メガバンも地銀も説明会行ったりしたけど、銀行で本選考を受けたのは結局りそなだけでした。りそなって他の銀行とはちょっと違う雰囲気がある気がして、私にはそれが合って良かったです。りそなは本選考で「りそなが第1志望です」みたいなことを言わないと次の選考に行けない段階があって、私はりそなが第1じゃなかったし他の内定ももってたので途中で辞退しました。インターンで得たものは、銀行に対するイメージが全く変わったことです。お金貸したりするだけだと思ってたけど、それ以外のサポートもするしその時は法人のお客さんだったらその会社の中に入り込んでいけるっていうことが良かった。自分自身の成長還元っていう意味ではまあ銀行もありかな~と考えの変化がありました。多分説明会で事業説明されるだけでは分からないことで、自分で実際にやってみれたことで実感できたことだと思いました。

色々書いてしまいましたが、

①特に志望動機がなくても行ってみれば「意外といいやん」ってことがある

インターンは休んでも死なない

③やっぱり説明会はインターンにはかなわない

ですね。①は、実際に体験してみて分かることは必ずあると思いますし、りそなでは特にそれを実感しました。三菱のところでも書いた通り、3月解禁まで時間がないけど少しでも気になる…とかがあるなら1dayオススメです。後悔のない行動をすることが人生でも就活でも1番大事です。

②は、就活全体にも言えることです。インターン休んでも死なないし、就活なんか失敗したって全然死なない。無理して就活成功(そもそも失敗とか成功とかではないし)して体調崩すより、元気でいることの方が絶対大事だと思います。そういう緩いというか、気楽な気持ちで過ごすことが大事だよっていう意味ね。

③は、やっぱり説明会は業務体験にはかなわないです。説明会で私がりそなについてこんなに理解できたかというと、絶対出来てないと思います。「海外進出の手伝いもできます!」「中に入り込んでサポートしてます!」も、実際やらないと「へ~」で終わります。だからそれを実際に体験できるインターンってすごいなって。

③日販

〈概要など〉

2回ありました。1回目は3日間(秋)、2回目は1日です。1回目はグループワーク。2回目は座談会形式で、1回目に参加した人の中から先着順(本当かは知らない、でも友だちは参加できてなかった)で応募しました。学生は両方とも40人ずつくらい。交通費支給なし。お弁当とお茶をくれた。私服参加ですごくよかった。社員さんがとても優しくて、おもてなしをされている感じだった。でも時間には厳しくてギャップにびっくりした。

〈内容とか〉

1回目は書店のリノベーションを考えるグループワークでした。実際にある書店をこれから大きくしていくためにどうしていこうか考えるみたいな感じ。私たちの時に出た案は、書店でワークショップをしたり1年中クリスマスの雰囲気の書店にしようとしたり、自由な発想でどうぞ!な感じが全面に表れているものでした。日販の場合は銀行でいう商品がないから、自分たちで最初から最後まで費用と利益も決めるワークでした。大変だった。2回目は座談会だったので特筆すべきことはありません。

〈学び〉

話を聞くこととタイムマネジメント、意思共有の大切さです。真面目か(笑)

話を聞くことは、どんな書店を作るかを話し合うときに全然話がまとまらなかったのでそこで痛感しました。「これがいい!!」と頑なに譲らない人もいましたが、なんでそう思うのかを掘り下げることが大事だったなと後半になって気づきました。例えば「鉛筆を売りたい」=「鉛筆が好きだから売りたい」→その人の他の好きなもので代替可能、「鉛筆が売れると思うから売りたい」→ほかに売れると思えるもので代替可能、「鉛筆の文化が衰退していると思うから売りたい」→ほかに衰退しているもので代替可能、という感じです。必ずしも「これ!」でなければならない理由ってあんまりないんだなってことに気づきました。その人の考えの「なぜそう思うか」を掘り下げると妥協点を見つけられると思います。

タイムマネジメントは、最後の方になって時間が足りなくなったので時間で区切って作業の時間を確保しておくべきだったと思いました。ちゃんと考えてあれば早すぎる分には困らないけど、遅いとせっかく考えた物の価値が減少します。指定された時間内にやり終えることって、信頼にも繋がってくるので大事にしようと思いました。

意思共有の大切さは、私たちの班のメモの仕方で感じました。最初はみんな各自でメモを取っていて、そうすると少しずつ案の解釈に齟齬が生まれていました。それを解消するためにホワイトボード1つに情報を集約して、全員が1つのメモ(ホワイトボード)を共有することにしました。そうすると、みんなが同じ情報を見ることになるので食い違いが減って、お互いの意見をすり合わせる時間の短縮になりました。

最近自己PRとか学チカの添削してるからそれっぽい書き方になってしまった…。

〈応募動機とその結果得たもの〉

応募動機は、友だちが応募していて「こんな会社あるんだ!」と思ったことと出版社は受けないけど本関係に興味があったからです。その結果得たものは〈学び〉で書いた通りです。日販は〈学び〉がとても多くなりました。1班に1人ずつ社員さんがついてくれていたので、その影響かなと思います。日販はインターン早期選考があります。インターンを仕切る社員さんがそのまま選考にもいるので仲よくなっておくと和めます。最終面接だけスーツであとは私服だった気がする。結局内定辞退しましたが、めっちゃいい会社だと思います。

日販は最後のまとめが〈学び〉のところに集約されている感じなので、他に書き残したことは特にないかな~と思います。もし書き忘れたことが合ったら後日付け足しします。

 

はい、終わり~~!

インターンは行った方がよいと思います。会社を全然知らないまま就職するのは危険だと思うからです。内定先企業のインターンには行ってなくても、同じ業界のインターンに行くとかでもよいです。だから興味のある業界1つずつは最低行きたいですね。でも無理はしなくて大丈夫。私の先輩は、興味のある企業全部インターン行って違いを理解して本選考ではインターンで納得のいった2社しか受けてない、2社とも内定みたいなスゴイ人もいました。そういうインターンの使い方もありです。

結局は自分が納得する会社を選ぶために必要なことをすればよいです。周りが行っているからとか、ブランド就活を理由にして行く必要はありません。自分で考えて行動しないのって楽だけど、振り回されるのは疲れるだけです。遠回りした分だけ多くの経験ができるというのはその通りだと思いますが、ちゃんと自分で考えないと誰のために就活しているのか分からなくなります。やらされる就活はやめた方がいいです。なんか就活の総まとめ的なことを書いてしまった…。

次は就活対策インターンについて書きます。

 

 

おしまい。